【東京モーターショー15】マイクロEVの新たな可能性…ホンダ MBEVコンセプト

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スマートモビリティシティに展示されているホンダMBEVコンセプト
  • スマートモビリティシティに展示されているホンダMBEVコンセプト
  • インテリアはシンプルなもの
  • バッテリーはリアから差し込まれる
  • バッテリー2本で航続距離は30km程度なので、観光地などでの使用を想定か

東京ビッグサイトで開催中の東京モーターショー15。西ホール3、4にある「Smart Mobility City」のゾーンは前回よりも充実ぶりが著しい。

ITSなど実感しにくい、想像が難しいモノよりも、自動運転やマイクロEVといったイメージしやすい未来の姿が増えて、単純に近未来の乗り物を見て触って、モノによっては試乗できる。新型『プリウス』も、東ホールのトヨタブースよりゆっくりと眺められる穴場だから、ぜひ訪れることをお勧めする。

ホンダのブースには東ホールにはない、ユニークな乗り物が展示されていた。MBEVコンセプトと名付けられたそれは、二人乗りのマイクロEV。モバイルバッテリーを搭載し、少々の不整地なら走っていけるようなバギー風のルックスだ。ロールケージ風にむき出しにされたフレームや丸いライト、ボクシーなシルエットなどホンダらしい遊び心に満ちたデザインがいい。トヨタの『キカイ』もユニークだが、実現の可能性からいって、こちらの方が魅力的に思える。

1回の走行可能距離は30km程度らしいが取り外して持ち運べるバッテリーを搭載しているので、観光地などではバッテリーを次々に交換することで1日中活躍することができそうだ。森の中を走っても空気を汚さないEVだけに離島などのレジャービークルとして非常に魅力的。マイクロEVの法整備が整ったら、こんな楽しい乗り物で街を走れるかもしれない。

《高根英幸》

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