京都機械工具(KTC、京都府久御山町)は発売20周年をむかえたラチェットハンドル「ネプロス」シリーズの新作などを展示。イオンプレーティング(iP、表面硬化処理)を施した、シックな輝きを放つ「20周年限定色版」などに注目が集まっていた。
「今回、目玉となる参考出品は3つ。ラチェット『ネプロス』ユーザーからの声も多かった90ギアの6.3スクエア版、 イオンプレーティング(iP、表面硬化処理)を施した20周年限定色モデル、そして赤いアクセントを加えた20周年記念ソケットレンチセット」と話すのは、同社ブランド戦略部マネージャーの四関繁樹さん。
「強くて美しいネプロスシリーズに、さらにコンパクトさ、携帯性、プレミアム感を持たせたものをラインナップした」(四関さん)。
ネプロス6.3sq.ラチェットハンドルは、コンパクトで軽量、ホビーにも使えて、36ギアと同じ強度で細かく回ることから、作業性が格段に向上するという。
また、同シリーズ発売20周年を記念して登場した9.5sq.ソケットレンチセット『type RS』は、別売りの赤いゴムリングをセットにし、ケースに入れたモデルだ。
さらに、 イオンプレーティング(iP、表面硬化処理)を施した、シックな輝きを放つ20周年限定色モデルは、 宇宙開発技術の分野で発明された表面硬化処理のひとつ。美しいフォルムで好評のネプロスシリーズに、この表面処理技術を施すことで、キリッとした艶と表面の強さが加えられた。
「6.3sq.とtype RSはことし12月に、iPモデルは来年1月に発売する予定」(四関さん)だという。
いっぽう、同社はインテリアにもマッチする工具箱(メタルケース)も豊富なカラーバリエーションでラインナップ。「昨年好評だったカワサキイメージのグリーンに加えて、ホワイト、スカイブルーの新色を追加。プロ用からビギナー用まで114アイテムを展開しているので、その質感などを確かめに、ぜひ会場に見に来てほしい」と四関さんは話していた。