29日、横浜ゴム(ヨコハマ)は東京モーターショーのプレスカンファレンスにおいて、イングランドのサッカー・プレミアリーグ強豪「チェルシーFC」とのパートナーシップ契約を記念した、同チームのロゴ入りタイヤを同日から限定販売することを発表した。
今回の東京モーターショーのヨコハマブースは「パワフルに挑み続ける」をテーマとした展開になっており、来季からのタイヤ供給をこの日に発表したスーパーフォーミュラ(モータースポーツ)と、今年7月からパートナーシップ契約がスタートしたチェルシー(プレミアリーグ)は、それぞれ「まさに」というコンテンツになっている。
この日のカンファレンスには、チェルシーのマネージングダイレクターであるクリスチャン・パースロー氏も出席。日本語で「オハヨウゴザイマス」と言った後、ヨコハマと新たなパートナーシップを結んだ理由として、「素晴らしい技術と、高い志を持つ企業であり、これからますます世界的に進出していく企業という点でも、我々と一緒にさらに成長していける存在だからです」との旨を語った。
今回の記念モデルは、タイヤサイドにチェルシーのロゴを刻印した「BluEarth-A CHELSEA FC EDITION」。29日より日本、欧州、アジア、南米などで順次、限定販売される。サイズは225/45R17 94Wなど3サイズ。日本では11月30日までの期間限定で、「タイヤガーデン」「グランドスラム」といったヨコハマ系列タイヤショップで注文を受けつける(価格はオープン)。
今季(15-16シーズン)のチェルシーは、連覇を目指すプレミアリーグで現在15位と予想外の苦しいスタート。しかしパースロー氏は「少し苦しい状況下にはありますが、ヨコハマと一緒に勝利を目指して頑張っていきたい」と語り、チームの持つポテンシャルと、ユニフォームの胸に輝くYOKOHAMAのサポート、そしてファンの多い日本からの声援にも大きな期待をかけている様子だった。欧州のサッカーチームというのは、どんな強豪でも多少の浮き沈みがあるもの。ヨコハマの5年間に渡るパートナーシップ期間には、チェルシーなら間違いなく栄光の季節がやってくるだろう。
もちろん、今季もまだまだ挽回可能な試合数が残っているし、同時進行中の世界最高峰ステージ「UEFA チャンピオンズリーグ」でも4季ぶりの優勝を、今度は「YOKOHAMA」を胸に狙ってほしいところである。チェルシー限定モデルは、日本でのファン拡大を狙うという意味も含め、チェルシーとヨコハマのパートナーシップが力強く歩み出した象徴ともいえる製品だ。