28日に開幕した東京モーターショー15。ダイハツはFFプラットフォームを採用したスペース系商用車『テンポ』を出展した。
ダイハツ工業の三井正則社長は「商用車はちょっと苦手という方でも、使いやすいクルマを作れないのか、その答えがテンポ。乗用車のメリットを持つ新たな商用車だ」と説明する。
テンポは、従来の商用車と異なりFF構造を採用することで、運転のしやすさや乗降性などの利便性を高めているのが特徴。三井社長によると「発想の転換から生まれた商用車」とのことで、『ウェイク』や『タント』にも使われているFFプラットフォームを応用し、商用車に匹敵する荷物スペースを確保したという。
助手席側には、LED照明付きのガルウィングドアを採用し、車両側面にはデジタルサイネージを装備。店の看板としても利用できるなど、軽商用車の新たなジャンルを表現した。