ホンダの八郷隆弘社長は10月28日に開いたプレスカンファレンスで、2020年をめどに高速道路での自動運転の実用化を目指し、技術開発を進めていることを明らかにした。
八郷社長は「ホンダはクルマ社会が抱える課題である交通事故や渋滞、高齢化に伴う移動の問題などにも向き合っている。自動運転が実現できれば危機回避性能と運転支援性能がさらに高まり、ホンダが目指す安全性の究極の目標である『事故ゼロ』と『自由な移動の喜び』の提供が可能になる」と指摘。
その上で「そのためには高度な知能化技術、高性能の外界認識センサーや高精度の地図などを使ってクルマの状況を認知し、次の行動を決定できる制御機能を備えた自動運転の実現が不可欠。具体的には2020年をめどに高速道路における自動運転の実用化を目指し、技術開発を進めている」と述べた。