トヨタ自動車の米国生産子会社、トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・ケンタッキー(TMMK)は10月19日、米国ケンタッキー工場において、レクサス『ES350』の生産を開始した。レクサス初の米国現地生産となる。
トヨタ自動車は2013年4月、トヨタ自動車九州で組み立てている北米向けレクサス『ES』のうち、ES350グレードの生産を、2015年秋から米国に移管すると発表。
TMMKは当初、レクサスES350を年間約5万台生産する計画。北米以外の市場向けのES350と「ES250」、ハイブリッドの「ES300h」に関しては、引き続きトヨタ自動車九州で生産する。生産移管は、北米向けのES350のスピーディな納車体制を確立するのが狙い。
10月19日、TMMKでは、レクサスES350の同工場製の量産第一号車がラインオフ。米国初のレクサスブランドの現地生産開始を、従業員や関係者が祝福した。
北米トヨタのジム・レンツCEOは、「レクサス車の現地生産は、北米における生産戦略に沿うもの」とコメントしている。