日本気象協会は、マルチメディア放送ビジネスフォーラムが発表した「V-Lowマルチメディア放送事業」に、気象情報提供事業者として参画すると発表した。
日本気象協会は、「V-Lowマルチメディア放送」のコンテンツプロバイダーの1社であるアマネク・テレマティクスデザインと協業し、車のドライバーに対して、走行エリアで有用な気象情報を発信していく。
V-Lowマルチメディア放送の特性を活用し、走行中のエリアの交通情報や観光情報と連動した、気象に関するピンポイント情報を、ドライバーへ一斉配信するほか、気象情報の提供を通じてドライバーに快適な運転環境を提供していく。既存の交通インフラ向け気象情報提供とは異なる、一般利用者を対象とした新しい情報提供を行う。
2016年春頃に東京と福岡で本放送を開始し、その後、全国へ順次サービスエリアを拡大する予定。
V-Lowマルチメディア放送は、地上波テレビ放送のデジタル化で生み出された周波数を利用し、スマートフォンやカーナビなど、移動体端末に向けて映像・音声・データの情報を組み合わせて送信する地域向け放送サービス。