「ヒューマンモード」のモビリティを考えるワークショップ、次回はモーターショーで開催

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Design DOO「ヒューマンモードを考える」第2回ワークショップの様子
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  • Design DOO「ヒューマンモードを考える」第3回ワークショップ会場となるSMART MOBILITY CITY15(イメージ)
  • Design DOO「ヒューマンモードを考える」フライヤー
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日本デザイン機構が始めたDesign DOOの活動「ヒューマンモードを考える」の第2回ワークショップ「街を舞台に動かし方を考える」が、10月14日、東京都品川区の大井町駅周辺で開催された。

ヒューマンモードとは、車いす、ベビーカー、自転車,パーソナルモビリティなど、歩行者以上・自動車未満のモビリティを指す。従来の日本の道路ではこれらを既存のルールに無理に当てはめており、無理が生じている。Design DOOではこうした状況を考え、歩道か車道かという従前の区分にとらわれず、環境問題や高齢者問題に直面した都市の中で、ヒューマンモードにとってふさわしい道路交通を、講義や実習によって探っていきたいとしている。

9月に東京お台場のMEGA WEBでトヨタ自動車の協力により開催された第1回に続く今回は、大井町駅西口の首都圏イノベーションセンターMICANに集合し、 NPOまちづくり大井事務局長の加藤雅之氏からNPOの活動や大井町のまちづくりの現状について説明を受けたあと、電動車いす「ラギー」などを使い駅前周辺をフィールドワーク。その後加藤氏を交え、大井町駅前におけるヒューマンモードの動かし方について議論を進めていった。

会場となった大井町駅西口は、第一京浜と大崎駅を結ぶことから道幅の割に交通量が多い区役所通りと、幅は広いのに500mほどで行き止まりになっており自動車がほとんど通らない駅前中央通りが並行している。参加者からは、駅前中央通りをシェアードスペースやトランジットモールとしたり、区役所通りを一方通行にしたりして、ヒューマンモードが快適に移動できるスペースを創出する案などが出され、加藤氏も感心していた。

「ヒューマンモードを考える」は全3回のワークショップを予定している。第3回「モーターショーでワークショップ」は11月2日、東京モーターショーにおいて次世代型モビリティの展示を行う「スマートモビリティシティ2015」を舞台に、複数のモビリティを体験したあと、国内外のパーソナルモビリティ事情に詳しいグラディエ代表取締役、磯村歩氏を迎え、都市や地方でどう活用すれば有効かを考えていく。

参加費は一般2000円、日本デザイン機構会員1500円。東京モーターショー入場料は参加費に含まれる。Design DOO事務局のメールアドレス宛に、タイトル「ヒューマンモードを考える」・氏名・住所・勤務先あるいは学校名・メールアドレス・電話番号を明記して申し込み、当日会場で参加費を支払う。

《森口将之》

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