男性刺され重体、交通トラブルか…刃物所持の男を逮捕

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12日午後10時35分ごろ、埼玉県加須市内の市道で、当て逃げ事件を巡る交通トラブルで相手の男と口論になった25歳の男性が刃物で刺される事件が起きた。男性は意識不明の重体。男は逃走したが、警察は後に33歳の男を逮捕している。

埼玉県警・加須署によると、現場は加須市外野付近。25歳の男性は上半身の複数個所を刃物で刺され、血まみれの状態で倒れているところを発見された。

男性は近くの病院へ収容されたが、出血性ショックなどで意識不明の重体。現場まで乗ってきたとみられるクルマには他車両との接触痕があり、意識を失う前に「当て逃げされたクルマの運転者とトラブルになった」などと話していたことから、警察では交通トラブルを発端とする傷害事件として捜査を開始した。

警察では現場付近で目撃された不審車両の車種やナンバーを一斉手配。県内全域で捜索を行ったところ、約2時間後に約9km離れた同市内で接触痕のあるクルマを発見。運転していた茨城県古河市内に在住する33歳の男は小型のナイフを所持しており、警察は銃刀法違反の現行犯で逮捕している。

聴取に対して男は「刃物は護身用として準備していた」などと供述しているが、男性を刺したことについては「知らない」などと供述。容疑への関与を否認しているようだ。警察では殺人未遂事件としても捜査を進めるとともに、事件発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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