小雨が降るあいにくのコンディションとなったものの、約5万1000人のバイクファンがスタンドを埋めた今年のMotoGP 日本グランプリ。応援席、ファンも大いに盛り上がった。
MotoGPクラスではホルヘ・ロレンソ(Movistar Yamaha MotoGP)、バレンティーノ・ロッシ(同)が好タイムを叩き出し、予選で1-2フィニッシュを達成しただけに、ビクトリースタンドのヤマハ応援団は決勝レース前から活気づいていた。
しかし14時にスタートしたMotoGP決勝、16周目あたりからその様子が一変する。3位だったダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)がロッシに迫り、一気にオーバーテイクすると、さらにトップのロレンソをとらえる。
ホンダ応援席は一気に湧き上がり、18周目、バックストレートでペドロサがトップに出ると、大歓声。そこからは独走状態となり、ホンダ応援団はチェッカーフラッグまで大フィーバーの様相となった。
会場では日本GP限定Tシャツなど応援グッズも多数販売されていたが、記者が見たところ人気が高かったのはロッシ、そしてマルク・マルケス(Repsol Honda)。
もちろん日本人ライダーへの声援も多く、MotoGP8位に入る健闘を見せた中須賀克行(Yamaha Factory Team)、Moto2にフル参戦している中上貴晶選手(IDEMITAU Honda Team Asia)への応援の声が多く聞かれた。