米国ウェストバージニア州、VWを提訴…「環境に優しく低燃費は偽り」

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排ガス試験で不正があったフォルクスワーゲン
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フォルクスワーゲンが一部ディーゼル車に違法なソフトウェアを搭載し、排ガス試験を不正にクリアしていた問題。この問題を受けて、米国の州政府がフォルクスワーゲンを提訴した。

これは10月5日、米国ウェストバージニア州のパトリック・モリシー司法長官が明らかにしたもの。「フォルクスワーゲンの米国法人、フォルクスワーゲンオブアメリカを提訴する」と発表している。

同長官がフォルクスワーゲンオブアメリカに対して求めているのは、民事制裁金と補償。今回の不正が発覚したのは2014年5月、ウェストバージニア大学が発表したフォルクスワーゲン車の排ガス性能に関する調査結果がきっかけだった。

パトリック・モリシー司法長官は、「フォルクスワーゲンは米国の排出ガステストを欺く目的で、一部車両で不正を働いた。それが、この訴状を提出した理由のひとつ」とコメント。

さらに、「ウェストバージニアの消費者は、フォルクスワーゲンの広告に怒っている。環境に優しく、低燃費かつ高性能と信じて、フォルクスワーゲン車を購入した」と述べている。

《森脇稔》

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