踏切事故で弾き飛ばされたクルマ、車外の運転者を直撃

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7日午後5時25分ごろ、山口県山口市内にあるJR山口線の踏切で、踏切内に立ち往生していた軽乗用車に対し、通過中の普通列車が衝突する事故が起きた。クルマは軌道外に弾き飛ばされ、車外に避難していた運転者の女性を直撃。女性は後に死亡している。

山口県警・山口南署によると、現場は山口市小郡上郷付近。踏切には警報機と遮断機が設置されている。軽乗用車は何らかの原因によって踏切内で立ち往生していたところ、直後に通過した上り快速列車(山口発/新山口行き、2両編成)と衝突。クルマは軌道外に弾き飛ばされ、車外に出て避難していた運転者の82歳女性を直撃した。

女性は近くの病院へ収容されたが、胸部強打が原因で約7時間30分後に死亡。列車の乗客乗員約150人にケガはなかった。警察では列車の運転士から事情を聞いている。

JR側によると、踏切に設置されていた非常停止スイッチは使われていなかったという。警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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