トヨタ自動車は10月8日、東京モーターショー2015のトヨタブランドの出展内容を発表した。9月のフランクフルトモーターショーでワールドプレミアされ、注目を集めたコンパクトクロスオーバーのコンセプト『C-HR コンセプト』が日本初公開となる。
パワートレインはシステムのコンパクト化を図った高効率ハイブリッドとしている。年内に発売される新型『プリウス』同様に、トヨタの新しい開発手法である「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」を適用したモデルとしても注目される。
開発を担当する製品企画本部の古場博之主査は「姿と走り」に注目をと、アピールする。コンパクトクロスオーバーの顧客は「スタイルを何より重視される」ことから、デザインは「ダイヤモンドをモチーフとするなど、カッコにこだわった」という。TNGAの成果による高剛性ボディーなどにより、古場氏は「ハッチバック車のような走りを実現した」と強調している。
このコンセプトは14年10月のパリモーターショーで3ドア車が初公開されていたが、今回は5ドアとなっている。トヨタは16年初めには市販を想定したモデルを公開予定としており、同年中に発売される見通しだ。