フォルクスワーゲングループの主力ブランド、フォルクスワーゲン乗用車の全世界の約500万台に、排出ガス試験を不正に逃れる違法なソフトウェアが搭載されていた問題。その具体的な車種名が分かった。
これは9月25日、フォルクスワーゲングループが明らかにしたもの。同社は、約500万台の中に、「6代目『ゴルフ』、7代目『パサート』、初代『ティグアン』が含まれる」と発表している。
なお、9月18日、この問題が米国で発覚した際、米国で違法なソフトウェアが搭載されていた車種は、2009-2015年モデルの5車種。『ジェッタ』、『ザ・ビートル』、ゴルフ、パサート、そしてグループ傘下のアウディの『A3』だった。
今回、車名が公表された3車のうち、ティグアンの名前が出たのは初めて。
なお、米国と同じく、6代目ゴルフ、7代目パサート、初代ティグアンの排ガス不正車は、EA189型と呼ばれる2.0リットル直列4気筒ターボディーゼル「TDI」搭載車に限られる。