ドイツの高級車メーカー、メルセデスベンツは9月18日、米国アラバマ州のタスカルーサ工場で、SUVを増産すると発表した。
タスカルーサ工場は1995年に設立。1997年、初代『Mクラス』の生産を開始した。後に、『GLクラス』と『Rクラス』も生産車種に追加。2014年6月には、新型『Cクラスセダン』の生産も、同工場で開始。2014年には年間23万2000台以上を生産。同工場の累計生産台数は、220万台を超えている。
今回のSUVの増産は、米国市場を中心に、SUVの販売が好調なことを受けての対応。タスカルーサ工場に13億ドルを投資し、生産能力を増強する。
具体的には、新たな車体プレス工場を建設する計画。SUV組み立てラインの改修、物流やITシステムのアップグレードも行われる予定。
ダイムラーのメルセデスベンツ乗用車生産担当、Markus Schafer取締役は、「2016年、13億ドルの投資を行い、タスカルーサ工場はハイテク工場に生まれ変わる」とコメントしている。