【スバル レヴォーグ 試乗】“年改”で足回りがまろやかに…島崎七生人

試乗記 国産車
スバル レヴォーグ 1.6GT-S EyeSight
  • スバル レヴォーグ 1.6GT-S EyeSight
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スバル車を語るときにしばしば出てくる言葉が“年改(=年次改良)”。歴代『レガシィ』などそうして進化してきたのはご承知のとおりだが、2014年4月登場の『レヴォーグ』も、最新モデルは年改が入っている。

装備面では「アドバンスドセーフティパッケージ」の設定(メーカーオプション)が新規。この中の“後側方警戒支援機能”が注目で、“試用”してみると、バックで駐車場からクルマを出していた際、側方からの接近車両を、余裕のある距離のうちに警報音で知らせてくれた。ver.3に進化しているEyeSightとともに、実用になる心強い機能であることは確か。セットの“ハイビームアシスト”や“サイドビューモニター”も、使いこなすことで、ありがたみが実感できそうだ。

他方、走りにも最新モデルは磨きがかかった。印象的なのは、足の動きがより緻密になり、乗り味が上質になった点。とくに50~60km/hあたりの一般道での入力の“いなし”が巧みになり、全体にまろやかな乗り心地が味わえるようになったのがいい。リヤからの突き上げも気にならなくなった。もちろん少しペースを上げての走りでも、クルマの姿勢変化がより連続的になり、走らせやすくなったのを実感した。

試乗車は1.6リットルモデルだったが、とはいえ動力性能はまったく不満はない。SIーDRIVEは2モードながら“S”を選べば、十分に切れ味の鋭いパワー感が堪能できる。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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