【ヤマハ MT-03 / MT-25】こだわりのハンドルで軽快感抜群…開発陣絶対の自信

モーターサイクル 新型車
ヤマハ発動機 PF車両開発統括部 SP開発部 田中友基氏。
  • ヤマハ発動機 PF車両開発統括部 SP開発部 田中友基氏。
  • ヤマハMT-25
  • 「YZF-R3/R25」比較で手前に約19mm、約39mm高く設定されているMT-03/25のハンドル。。
  • ラバーマウントによって装着されるMT-03/25のハンドル。
  • ヤマハ発動機 PF車両開発統括部 SP開発部 平野啓典氏。
  • 車体実験を担当した中村泰介氏。
  • 9月18日メディア向け試乗会にて。
  • 9月18日メディア向け試乗会にて。

『MT-03』と『MT-25』は、同社のフルカウルモデル『YZF-R3』『YZF-R25』をベースにネイキッド化し、2015年10月10日より発売するニューモデル。

剛性バランスに優れた軽量ダイヤモンド型フレームに、高揚感あるフィーリングを生み出すDOHC4バルブ水冷直列2気筒を搭載する車体の基本構成は、『YZF-R3』『YZF-R25』からそのまま受け継ぐが、市街地での機敏な走行に適したライディングポジションに見直されている。

ヤマハ発動機 PF車両開発統括部 SP開発部 平野啓典氏によると、「YZF-R3/R25」比較で手前に約19mm、約39mm高く設定されているとのこと。

若干ワイドになったバーハンドルは、垂れ角や絞り角など総合的に検証しバランスさせ、自然な操舵フィーリング、機敏な走行性を獲得。ネイキッドスポーツならではの開放感が楽しめる。

また、ハンドルとパッセンジャーのためのアシストグリップはラバーマウントによって装着された。「握りやすさや質感、そして凝縮感あるボディを強調するだけでなく、腕に伝わる振動を軽減することで疲れにくくしています」と、同社SP開発部 田中友基氏はアピールする。

取材はヤマハ発動機が9月18日に静岡県伊豆市の日本サイクルスポーツセンターで開催したメディア向け試乗会でおこなったが、そこで見たことのある顔が…!? 全日本モトクロス選手権を走る国際A級ライダー中村泰介氏だ。

聞けば、平野氏や田中氏らとともに今回新発売されるMT-03およびMT-25の開発に携わったとのこと。ハンドルの高さはアップライトにし過ぎてフロントへの荷重が抜けないよう様々な角度・形状でテストを繰り返したとのこと。「結果的に軽快なハンドリングになりました」と、追求した甲斐があったことを教えてくれた。

モトクロスのトップライダーが開発に絡んだMT-03とMT-25。モトクロッサー譲りの軽快感が期待できそうだ。

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

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