広島県三次市で9月20日に開催された「三次試験場50周年マツダファンミーティング」では、『コスモスポーツ』や『サバンナRX-7』、『AZ-1』、『ユーノスコスモ』といった、歴代のとがったクルマたちが集結。強烈なオーラを放つ名車たちを68枚の写真とともに見ていこう。
ロータリーエンジン(10A)を搭載した世界初の量産車『コスモスポーツ』(1967~1972年)は、この三次試験場で初めて本格的なテスト走行を行ったモデル。このコスモスポーツの登場から11年後、12A型ロータリーエンジン(2ローター)を搭載した『サバンナRX-7』(SA22C型、1978~1985年)が誕生した。
60年代生まれのコスモスポーツ、70年代のサバンナRX-7と続き、マツダは90年代に「オートザム」ブランドから軽スポーツカー『AZ-1』(1992~1995年)を、「ユーノス」では国産初となる20B型3ローターを積む2ドアクーペ『ユーノスコスモ』(1990~1996年)を登場させた。
ミッドシップ軽のAZ-1は、ガルウィングやスズキ製エンジンという“個性”で注目を集め、ユーノスコスモは、2ローター版(13B)は最高出力230PS、3ローターの20Bは280PSを達成し、そのパワーと流麗なデザインなどで人気を博した。