2016年モデルでフレームもエンジンも完全新設計となり、跨ったときに感じるスリムさがいっそう際立っている。とにかく細い。エンジンは低中回転域からトルクが厚く、スロットルレスポンスも鋭い。このピックアップの良さは、たとえばコーナーの立ち上がりでライバルと競り合ったときやリズムセクションから抜け出すとき、グイッと前に出られるだろう。「ホールショット・アシスト・コントロール」(S-HAC)の新採用もありがたい。これはスタートダッシュを決めるための電子デパイスで、硬い路面や滑りやすい状況下でのスタート時には「Aモード」を、路面状態が良好な場合は「Bモード」を選択すればいい。マシンをスターティングゲートに入れたら、アクセルをワイドオープンすることだけに集中できる。もちろん、電子制御の介入が嫌なら、オフにすることもできる。試しにオフにしてみたが、同じようにアクセルを開けると、タイヤが空転して上手くスタートできない。S-HACは、レースで大きな武器となるだろう。フロントフォークはKYB製の「PSF2」(ニューマチック・スプリング・フォーク2)を新たに導入した。これは最新式のエアフォークで、金属スプリングをなくしたことで約1000gの軽量化を実現。ハンドリングが軽くなっているのは言うまでもなく、動きもスムーズに感じられる。■5つ星評価パワーソース:★★★★★フットワーク:★★★★★デザイン:★★★★総合戦闘力:★★★★オススメ度:★★★★青木タカオ|モーターサイクルジャーナリストバイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。国内外のモーターサイクルカルチャーに精通しており、取材経験はアメリカやヨーロッパはもちろん、アフリカや東南アジアにまで及ぶ。自らのMXレース活動や豊富な海外ツーリングで得たノウハウをもとに、独自の視点でオートバイを解説している。現在多くのバイク専門誌、一般誌、WEB媒体で活動中。
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