東洋ゴム工業は、米国で自動車部品の価格カルテルへ関与した件で、当該部品を購入した自動車メーカーへの和解金として42億0900万円を支払う予定であることを発表した。
東洋ゴム工業は2013年11月、米国での自動車用防振ゴムおよび等速ジョイントブーツの価格カルテルへの関与を認め、1億2000万米ドル(約144億円)の罰金を支払うことで合意していた。しかし、自動車用防振ゴムを購入した自動車メーカーからも、価格調整等により損害を被ったとして、損害賠償を求められていた。
今回、東洋ゴム工業は、交渉の長期化が経営に与える影響や費用等を総合的に勘案した結果、9月開催予定の取締役会で、当該自動車メーカーに対し、和解金として42億0900万円を支払うことで合意することを付議することとした。