緊急走行中のパトカー、追跡対象に追突

自動車 社会 社会

3日午前0時45分ごろ、東京都豊島区内の都道を緊急走行中のパトカーが、追跡対象だった乗用車に追突。弾みで前方のタクシーま巻き込まれ、車両3台が関係する多重衝突に発展した。この事故で2人が軽傷を負っている。

警視庁・戸塚署によると、同署員が新宿区内をパトロールしていたところ、盗難届の出されていた乗用車を発見。職務質問のために停止を命じたが、クルマはそのまま逃走した。

パトカーは緊急走行状態で約600mに渡って追跡したが、逃げるクルマは豊島区高田付近で前方の道路工事による車線規制によって進路を塞がれて停止。パトカーはブレーキが間に合わず盗難車に追突し、盗難車の前方に停止していたタクシー1台も巻き込まれるなど、車両3台が関係する多重衝突に発展した。この事故で盗難車の運転者が骨折などの重傷、タクシーの乗客が軽傷を負っており、警察は運転していた警官から自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)容疑で事情を聞いている。

警察では盗難車を運転していた男性の回復を待って事情を聞くとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集