ALSOK、ドローンや衛星を活用した「火山災害対策ソリューション」を提供

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噴火警戒レベル
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  • 火山監視・情報センターにおいて火山活動を24時間体制で監視している火山(常時観測火山)

ALSOKは、ドローン(無人航空機)や衛星を活用して火山災害サイクルで必要な安全対策をワンストップで提供する、「火山災害対策ソリューション」を、9月1日から提供開始すると発表した。

火山災害が発生した際、人々の安否や被災状況をいち早く正確に把握し、適切な処置を実施する必要がある。しかし、噴火直後など飛行機やヘリが近づけない状況で情報収集を行うことは非常に困難。

「火山災害対策ソリューション」では、世界最高峰の解像度・位置精度・撮影能力を持つ地球観測衛星を利用し、高精細・高解像度の画像を顧客の利用用途に合わせて提供する。衛星のほかにも航空機やドローンなど、顧客の要望や火山の警戒レベルを勘案して最適な撮影方法を提案する。

また、各種衛星や航空機、ドローンで撮影した画像を解析・分析し、「3次元モデリング」、「赤色立体地図」、「噴火履歴調査」、「数値シミュレーション」、「緊急減災計画・避難計画」、「防災マップ・啓発ツール」、「安全登山マップ」などに加工して提供する。

火口付近の噴煙や噴気の映像をリアルタイムに監視することができるように「監視カメラシステム」や、土石流や山崩れの発生を知らせる「土石流監視システム」を設置する。遠隔地から自動的に交通規制を行う「交通規制支援システム」も設置する。顧客の依頼を受けて、同社が遠隔操作でバルーン式遮断機を作動させ、交通規制を支援する。

《レスポンス編集部》

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