衝突痕からひき逃げ容疑で逮捕

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23日午前4時5分ごろ、神奈川県横浜市栄区内の市道で、徒歩で道路を横断していたとみられる75歳の女性がひき逃げされる事件が起きた。女性は収容先の病院で死亡。警察は後に周辺捜索を行い、71歳の男を容疑者として逮捕している。

神奈川県警・栄署によると、現場は横浜市栄区長沼町付近で片側1車線の直線区間。横断歩道や信号機は設置されていない。現場を通りかかった人が、頭から血を流した状態で路上に倒れている高齢女性を発見。警察に通報した。

女性は近くの病院へ収容されたが、頭部強打が原因でまもなく死亡。後の調べで、現場近くに住む75歳の女性と判明している。

周辺にはクルマの部品が散乱していたことから、警察ではひき逃げ事件として捜査を開始。周辺捜索を実施したところ、現場近くの駐車場で衝突痕のある乗用車を発見。このクルマの破損部位が現場で採取した破片と合致し、周辺に設置された防犯カメラ映像から事故が起きた時間帯に走行していたことも確認できたため、クルマを所有する71歳の男を容疑者と判断。自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

聴取に対して男は「何かにぶつかった気はするが、人には当てていない」などと供述。ひき逃げへの関与を否認しているという。警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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