中国市場の新造機需要、今後20年間で6330機…ボーイング最新予測

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ボーイング777航空機
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ボーイングは8月25日、今後20年間の中国市場における新造機の需要について、機数ベースで6330機、金額ベースで9500億ドル(約110兆円)と予測していると発表した。

2014年の中国の民間航空機数は2570機。ボーイングは2034年に約3倍の7210機まで増加すると見込む。今後20年間の新造機の需要は6330機。内訳は単通路機(90~230席)が4630機、小型ワイドボディ機(200~300席)が810機、中型ワイドボディ機(300~400席)が650機など。

需要急増の要因として、フルサービスキャリア(FSC)による新規路線の開設、発展途上の新興市場における格安航空会社(LCC)の成長が挙げられる。FSCは長距離国際線の運航に適する777型機や787型機、LCCは燃費に優れる737MAX200型機などの導入を進めるとみられる。

《日下部みずき》

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