ミサワホームは、100%リサイクル原料を使用し限りある資源を有効活用するエクステリア素材「M-Wood2」を原料として、ケナフボードを使用した新たな資源循環システムを構築、8月下旬から運用開始する。
ケナフボードは、ケナフ(皮の部分)とプラスチックを配合し板状に加工された製品で、自動車のドアやシートの内装部品の基材に使用されている。
ミサワホームでは、M-Wood2とケナフボードがともに植物繊維とプラスチックとの複合材料であることに着目、自動車内装部品を開発・生産するトヨタ紡織の協力で、2013年からケナフボードをM-Wood2の原料に使用する検討を重ねてきた。
今回、曲げ強度や線膨張率など、品質面の性能基準を達成し、量産化の目処も立ったことから、8月下旬からミサワホームで使用するM-Wood2の原料に、ケナフボードを使用していく。年間予定使用量は約100トン。