変形する超小型パーソナルモビリティ、名古屋で公開中…アイシン精機と千葉工大が共同開発

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アイシン精機は8月8~16日の期間、「ミラノデザインウィーク2015」の出展内容を紹介するイベント「ミラノデザインウィーク in MIDLAND SQUARE」をミッドランドスクエア(名古屋)で開催中だ。

「ミラノデザインウィーク2015」は4月に開催された。ここで同社は、変形するパーソナルモビリティ『ILY-A』を公開。今回のイベントではILY-Aと、屋内での使用を想定した『ILY-I』という2台のパーソナルモビリティを展示する。また「Imagine New Days」というタイトルでミラノに展示した様子も映像で紹介している。

ILY-Aは千葉工業大学の未来ロボット技術研究センターfuROと共同で企画・開発された3輪電動パーソナルモビリティだ。最大の特徴は折り畳んで変形させることができ、ユーザーの年齢層や環境を問わず使用できること。

純粋な移動のために使う「ビークルモード」、スポーティな移動を実現する「キックボードモード」、荷物の運搬のほか歩行補助具としても使える「カートモード」、そして収納と持ち運びに便利な「キャリーモード」の4種類の形態に変化させることができる。

ILY-Aは大径の2輪を駆動して最大速度は10km/h。ビークルモードではシニアカーとして、キックボードモードでは若者の遊具として使えるなど、「あらゆる世代の、あらゆる生活シーンで行動範囲を拡げる次世代の乗り物」だ。

ILY-Iは屋内での使用を想定。インテリア調のスタイルでまとめられ、メカニズム要素の露出はごくわずか。3つの車輪も小径のものが採用されている。

展示場所はミッドランド商業棟B1Fアトリウムで、展示時間は11~20時。週末の15、16日には、14時と16時にILY-Aの変形と走行のデモンストレーションが披露される。

《古庄 速人》

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