ZMPは、自動車診断用コネクタ「OBDII」から車載CANデータをUSB経由で取得・モニター・保存できるパッケージ製品「カートモUP USB」の販売を開始した。
新製品のハードウエアは、自動車診断用コネクタのOBDIIを利用して車載CANデータを取得でき、外部からの同期信号入力、他機器への電源供給も可能なインタフェースモジュールと、OBDII/D-SUB 変換ケーブル、USBケーブルで構成する。別チャンネルのCANデータの同時取得するための分岐ケーブルはオプションで用意する。
ソフトウエアとしてはCANの通信設定とデータの確認が可能なコンフィギュレーションツールと、CANデータから特定のIDを取り出し物理値などに変換するデータベース作成機能とモニター機能とを統合したViewerアプリケーションが含まれる。保存したログデータを再生するためのPlayerアプリケーションをオプション設定する。
自動車や車載機器の研究開発で、車両データや外部のセンサなど、異なるチャンネルのCANデータの同期取得し、多くのデータを取り扱う複雑な実車試験を簡素化できるとしている。
価格は8万5000円(税別)、オプションの分岐ケーブルが5000円(税別)で8月4日から受注を開始した。