豊田自動織機が発表した2015年4-6月期(第1四半期)の連結決算は、経常利益が前年同期比17.1%増の638億円と大幅増益となった。
売上高は同3.8%増の5410億円と増収となった。車両事業では、『ヴィッツ』、『RAV4』ともに減少したため、減収となった。エンジン事業は、6月からGD型ディーゼルエンジンの生産を開始したものの、主にKD型ディーゼルエンジンやAR型ガソリンエンジンが減少して減収となった。電子機器・鋳造品事業は、電子機器、鋳造品ともに減少して減収だった。
カーエアコン用コンプレッサー事業は、中国、欧州などで増加して増収となったほか、産業車両で、主力のフォークリフトトラックが欧州、北米などで増加して大幅増収となった。
営業利益は、増収の効果やグループあげての原価低減活動の推進、為替差益の効果で同14.0%増の292億円、当期純利益が同15.6%増の464億円となった。
通期業績見通しは売上高が同1.5%増の2兆2000億円、営業利益が同6.3%増の1250億円、経常利益が同7.7%増の1840億円、純利益が同9.3%増の1260億円を予想する。