1時間を経過しNo.634 MuSASHi RT HARC PROがトップに浮上。高橋巧からケーシー・ストーナーにバトンが渡り、どんな走りを見せてくれるか期待が集まったが32周目のヘアピン手前で激しく転倒。バイクも激しく壊れ、No.634 HARC PROの3連覇の夢が潰えてしまった。またストーナーはメディカルセンターに運ばれ右肩甲骨と左脛骨を骨折との診断を受けた。
2位にはNo.778 F.C.C. TSR Honda(ジョシュ・フック/カイル・スミス/ドミニク・エガーター)が入った。今年ライダー体制を一新し若い外国人ライダーを3人招集。決勝はフックとエガーターが交互に乗り強豪ヤマハファクトリーに挑んだ。結果的に2位と及ばなかったものの、2人とも一歩も引かない走りを披露。全日本ロードレース選手権で戦うフックは開幕戦の時よりも明らかに成長した姿が感じられ、エガーターも2年連続での表彰台獲得。新生TSRが3年ぶりにポディウムに帰ってきた。
3位には今年もドリームチームで臨んだNo.17 TEAM KAGAYAMA(加賀山就臣/芳賀紀行/清成龍一)。特に今回は2年ぶりに鈴鹿8耐に帰ってきた清成が予選、決勝ともに大活躍。間違いなくチームの戦闘力向上に貢献した。途中、加賀山の転倒が痛手となったが、着実に順位を挽回。最後に芳賀がアンカーを務めチームとしては3年連続で表彰台を獲得した。