【鈴鹿8耐】6時間経過…21番ヤマハが再びトップ浮上、778番TSRとの一騎打ちへ

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
No.21 YAMAHA FACTORY RACING TEAM
  • No.21 YAMAHA FACTORY RACING TEAM
  • スミス(中央)からエスパルガロ(左)へバトンタッチ
  • ブラッドリー・スミス
  • ピットインするブラッドリー・スミス
  • ピットインするブラッドリー・スミス
  • スミス(中央)からエスパルガロ(左)へバトンタッチ
  • No.21 YAMAHA FACTORY RACING TEAM
  • No.778 F.C.C. TSR Honda

11時30分にスタートした2015“コカ・コーラ ゼロ鈴鹿8時間耐久ロードレースは6時間を経過。ペナルティで順位を下げたNo.21 YAMAHA FACTORY RACING TEAMが再びトップに躍り出ている。

4時間半を経過したところで黄旗無視のペナルティを受け2番手に下がっていたが、このスティントを任されたブラッドリー・スミスが一気に追い上げを開始しトップのNo.778 F.C.C. TSR Honda(ドミニク・エガーター)に襲いかかる。ただ現役Moto2ライダーであり、昨年の鈴鹿8耐3位のエガーターにもプライドがある。周回遅れのバイクを掻き分けながら、スミスと一歩も引かない争いを展開。暑い中、コースサイドで観戦していた観客も釘付けになっている様子だった。

しかしバイクのパフォーマンスではヤマハ『YZF-R1』が上のようで、129周目の1コーナーでインからオーバーテイク。エガーターも必死に抵抗したがスミスの先行を許すことになった。

その後もスミスは集中力を切らさず2分10秒を切るハイペースで周回。138周目には2分08秒782を記録。最終的に778番TSRに10秒以上の差をつけ、5時間45分を過ぎたところで6回目のピットイン。ポル・エスパルガロにバトンを渡した。

再び総合優勝に向けて独走状態に持ち込もうとしている21番ヤマハだが、吉川和多留監督は「ペナルティを受けてしまいタイムロスしたがバイクもライダーも好調。もう1回給油が必要になった時のためにコース上でタイムを稼いでおきたい」と場内のインタビューでコメント。彼らの思惑では、まだまだアドバンテージが必要な様子。残り2時間、まだまだ21番ヤマハが絶対有利とは言えない状態が続いている。

《吉田 知弘》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集