横断中に倒れた高齢男性をひき逃げ、出頭の女を逮捕

自動車 社会 社会

22日午前0時50分ごろ、北海道札幌市北区内の市道で、横断歩道上に倒れていた82歳の男性に対し、交差進行してきた軽乗用車が衝突する事故が起きた。男性は即死。クルマはそのまま逃走したが、警察は後に出頭してきた48歳の女を逮捕している。

北海道警・札幌東署によると、現場は札幌市東区北丘珠1条3丁目付近で片側2車線の直線区間。交差点には横断歩道と信号機が設置されている。82歳の男性は徒歩で横断歩道を渡っていた際に道路中央部で転倒。通行人に対して「救急車を呼んでほしい」と依頼し、この通行人が消防に通報していたところ、直後に現場を通過した軽乗用車にはねられた。

男性は頭部強打で即死。クルマはそのまま逃走したことから、警察は死亡ひき逃げ事件として捜査を開始したが、同日午後に北区内に在住する48歳の女が警察へ出頭。乗ってきたクルマのバンパーに衝突痕が確認されたことから、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

聴取に対して女は「何かに乗り上げたような気はしたが、人だとは思わなかった」などと供述。警察では死亡した男性が路上に倒れていたことを含め、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース