BASFとペトロナス、高反応性ポリイソブチレン生産へ

国営石油会社ペトロリアム・ナショナル(ペトロナス)の子会社、ペトロナス・ケミカルズと化学大手のBASFは、パハン州クアンタンにおいて高反応性ポリイソブチレンの生産工場を設立する。

エマージング・マーケット 東南アジア

国営石油会社ペトロリアム・ナショナル(ペトロナス)の子会社、ペトロナス・ケミカルズと化学大手のBASFは、パハン州クアンタンにおいて高反応性ポリイソブチレンの生産工場を設立する。

両社が共同で発表した声明によると、高反応性ポリイソブチレンの生産工場は東南アジアで初の工場となる。年間生産能力は5万トン。2017年第4四半期に生産を開始する。工場は両社の合弁企業BASFペトロナス・ケミカルズのゲベン工業団地にある既存工場の隣接地に建設される。

高反応性ポリイソブチレンは、高性能燃料や潤滑油添加剤を製造するための中間生成物として使用される。

BASFはこれまで70年以上、高反応性ポリイソブチレンの生産しており、中国企業と合弁でドイツとベルギーにおいて高反応性ポリイソブチレンの生産を行っている。今回パハン州に工場が新設されることで、アジアにおける初生産となる。
(ザ・スター、ザ・サン、7月22日、ベルナマ通信、7月21日)

広瀬やよい

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