欧米の自動車大手、FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)は7月23日、傘下のフェラーリの新規株式公開(IPO)を、米証券取引委員会(SEC)に申請したと発表した。
FCAは2014年10月、フェラーリをグループから分離・独立させ、フェラーリの株式の一部を上場する計画を公表。今回、その手続きが開始されたことになる。
7月23日のFCAの発表によると、オランダの登記上の本社が、米証券取引委員会(SEC)に対して、フェラーリの上場申請書類を提出。ニューヨーク証券取引所に上場する方針。
なお、新規公開されるフェラーリの株式の数や価格などの詳細は、現時点では公表されていない。
FCAは、「フェラーリの全株式のうち、新規株式公開されるのは、10%を超えないだろう」との見通しを明らかにしている。