「2016年リオ五輪への大一番」といわれるアジア自転車競技選手権の第36回大会が、日本の大島と伊豆で2016年1月に行なわれる。大会実施まで300日を切ったいま、ロードレースの舞台となる大島の西海岸コースをクルマで走り、タイムラプスで収録してみた。
修善寺(1973)、群馬(1999)、四日市(2004)、奈良(2008)に続く5回目となる日本開催。東京都大島町(伊豆大島)では「ロードレース」と「タイムトライアル」の2種目が行なわれる。
ロードレースの11.9kmは、大島支庁をスタート・ゴールとする反時計回りの周回コースで、標高差約160m。途中、大島空港の下をくぐるトンネル区間もある。
タイムトライアルは、「サンセットパームライン」が舞台。元町港をスタートし、野田浜で折り返す10.2kmで、標高差約25mとなる。
7月初旬の週末、大島・岡田港には、自転車を抱えたサイクリストの姿が多数あった。「大学のサイクリング部のメンバーといっしょに東京からジェット船に乗ってきた」という男子学生は、「これからサンセットパームラインを走り、翌日は大島一周を試したい」と話していた。
20年以上続くトライアスロン大会のメインコースとしても知られているサンセットパームラインは、大島北西に位置する海岸道路。天気がいい日には、海の向こうに伊豆半島や富士山が見え、山側には大島空港を離陸する旅客機を間近に見られる。
タイムラプスでは、元町港からサンセットパームラインを走り、野田浜・乳が崎に達するまでを収録。途中、学生サイクリストたちとすれ違う場面もある(周辺写真24枚)。