タイヤが脱落し約30m落下、通過列車が巻き込む

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21日午後8時ごろ、京都府福知山市内の舞鶴若狭自動車道を走行中の乗用車からタイヤが脱落。高架下を通るJR山陰本線の線路上に落ち、通過した列車が底部に巻き込む事故が起きた。人的被害は無かったが、列車の運行が約2時間に渡ってストップした。

京都府警・高速隊、福知山署によると、現場は福知山市観音寺付近で片側1車線の対面通行区間。現場を走行していた乗用車の左後輪が何らかの理由でホイールごと脱落。対向車線を走行していた大型トラックがこれを跳ね飛ばし、タイヤは同道の高架下約30mを通るJR山陰本線の線路上に落下した。

約15分後、現場下の線路を通過した上り普通列車(福知山発/園部行き、2両編成)がタイヤと衝突。約200m先までひきずり、底部に巻き込む状態で停止した。脱線はせず、乗客乗員約45人にケガはなかったが、列車は現場で約2時間ストップ。上下3本の列車が運休し、約540人の足に影響が出た。

警察では乗用車の運転者から事情を聞くとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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