【オートサービスショー2015】“しまなみ海道”の国から、本格ロードバイクが登場…アンデックス

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アンデックスの凪スピードプロジェクトによって開発されたNAGI NCR700。写真はアルテグラ仕様で9.5kg、28万円。よりクラシカルな仕様のティアグラ仕様もあり、そちらは10kgで18万5000円
  • アンデックスの凪スピードプロジェクトによって開発されたNAGI NCR700。写真はアルテグラ仕様で9.5kg、28万円。よりクラシカルな仕様のティアグラ仕様もあり、そちらは10kgで18万5000円
  • フレームには「尾道MADE」の文字が輝く。カラーは特別仕様のマジョーラ。基本的にはヴィンテージレッドとスチールグレーの2色を用意
  • 凪スピードプロジェクトにはミニベロやBMXもある。こちらはアルミフレームで各種仕様が揃う。価格は14万5000円~
  • アンデックスは塗装ブースのメーカー。ブース前面には塗装ブースを燃したディスプレイが施されていた

広島の塗装ブースメーカー、アンデックスのブースはブースをイメージした壁面の反対側にズラリと自転車が並んでいた。それもミニベロとロードバイクと、本格的なスポーツサイクルなのである。

このロードバイク『NAGI NCR700』は、アンデックスのブースで塗装したマジョーラ塗装が施されていた。しかし、理由はそれだけではなかった。アンテックスがある広島県尾道市にはサイクリストのメッカ、しまなみ海道がある。

「しまなみ海道は自動車専用道路より、自転車専用道路の方が長いんですよ」とアンテックス スポーツサイクル事業部のチーフ・プロデューサー、高橋氏は言う。高速道路は一直線に端から端までを結んでいるが、自転車専用道は島に着く毎にスロープで一度下まで降りて、それぞれの島を走って楽しめるようになっているのだ。

同社の自転車は、このしまなみ海道を走って開発されているそうだ。特徴はラグレスのクロモリ鋼(レイノルズ520製)フレームでフロントフォークもクロモリ鋼、繊細なホリゾンタル形状で日本のサイクリストが日本の道を快適に走るために適した特性に仕上げられていると言う。

「BB回りの剛性をあえて高め過ぎずに、アマチュアがもがいた時にプロ選手のようなフレームのしなりが味わえる、そんな乗り味にしています」

とにかく漕いだ時の感触にこだわっており、ツール3度制覇のグレッグ・レモン氏もこの特性が気に入り、日本で乗り回した後に米国へ持ち帰ったほどだとか。

新興ブランドなれど、ユーザー目線で開発された繊細なロードバイク。これでしまなみ海道を走るのは、本当に気持ち良さそうだ。

《高根英幸》

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