J.D.パワーは6月17日、「2015年米国自動車初期品質調査」の結果を公表した。ブランド別の初期品質ランキングでは、ポルシェが3年連続で首位を獲得した。
今年で29年目となる同調査は、2015年モデルを新車で購入またはリースした顧客を対象に、納車から90日後の初期品質について調査した。質問項目は、製造不具合や設計不具合など合計233項目。調査は2015年2月から5月にかけて行われ、8万4000人以上から回答を得た。
ブランド別の初期品質調査の結果は、100台当たりの不具合指摘件数、PPの少ない順にランキング。トップ10は以下の通り。
1:ポルシェ(80PP)
2:キア(86PP)
3:ジャガー(93PP)
4:ヒュンダイ(95PP)
5:インフィニティ(97PP)
6:BMW(99PP)
7:シボレー(101PP)
8:リンカーン(103PP)
9:レクサス/トヨタ(104PP)
10:ビュイック(105PP)
※業界平均は112PP。
ポルシェが3年連続の首位を獲得。また、韓国のキアが、前回調査から20PP改善して、2位に入った。初期品質調査において、キアが非プレミアム系ブランドのトップとなったのは、調査開始以来、初めて。また、4位には、同じく韓国のヒュンダイが入り、韓国ブランドの初期品質の向上ぶりを印象づけた。