ポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)2015 第5戦決勝が6月6日、富士スピードウェイで開催された。
決勝スターティンググリッドは、先頭から#15元嶋佑弥、#12久保凛太郎、#78近藤翼、#19永井宏明、#7星野敏、#9武井真司というオーダー。先行逃げきりを図りたい元嶋に、好調の久保がどのタイミングで仕掛けるか。そして、3番手の近藤が2台を追うという図式が予想された。
好ダッシュを見せたのは元嶋で、久保を抑えて先頭で1コーナーへ。その久保はAコーナーから100Rにかけてスピードを乗せ、ヘアピン進入で元嶋にオーバーテイクを試みるが、元嶋も譲らない。この区間の走りに自信を持つ久保はここでは無理をせず、次の機会を窺う。その後方では、近藤が永井に一度は前に出られたものの、2コーナー立ち上がりまでに3番手のポジションを回復。隊列はグリッドのオーダー通りに戻った。
トップ元嶋と2位 久保は、6~7周目あたりから間隔が徐々に開いていき、9周目あたりにはその差は2秒まで拡大。元嶋が主導権を握った。結局、元嶋がファステストラップも記録するハイペースで逃げ切り、開幕5連勝をポール・トゥ・ウィンで飾った。2位には久保、近藤はタイムが思うように伸びず、3位に終わった。
ジェントルマンクラスは、#24剛覇矢人を#37久保田克明、#9田島剛が追う展開となったが、富士に入ってからさらに調子を上げてきている剛がクラス初優勝を決めた。