トヨタ自動車は6月3日、フォードの子会社であるリビオ社が開発する「スマートデバイスリンク(SDL)」を今後、トヨタ・レクサス車両に導入するための検討に入ることで合意したと発表した。
2011年8月にトヨタとフォードは、より安全・安心で、利便性の高い次世代車載テレマティクスの標準化に関する協業に合意。今回のSDL導入はその協業を一歩進めるもの。
SDLは、スマートフォンアプリを車載システム上で利用できるようにするためのオープンソースプラットフォーム。SDLによりスマートフォンとクルマがつながり、音声認識機能や車載の操作パネル・ディスプレイを通じて、車内でもスマートフォンのアプリを操作し、エンターテイメントや道路情報などを利用できる。
また、スマートフォンアプリの開発者はSDLを用いることで、複数の車載システム上で動作可能なアプリを一度に開発できるため、短期間で、より多くのユーザーへアプリを提供できる。