米国の小型建設機械メーカー、ボブキャットは「2015NEW環境展」に自慢のローダーを出展。これから日本市場で攻勢をかけていくという。
その最大の特徴は機動性だ。左右駆動輪の回転差で旋回操作を行うというステッドステア方式なので、ほぼ全長分の幅で旋回する“その場旋回”が可能なのだ。一般的なローダーが何度も切り返しが必要な場所でも、一発で方向転換ができるわけだ。
そして、もう一つの特徴がアタッチメントの豊富さだ。その数は約70種類もあり、さまざまな作業を可能だという。例えば、ルートグラップルをつければ、抜根や木材の運搬ができ、またアースオーガをつければ、支柱などの穴掘り、そして回転ブラシをつければ、清掃車のように道路掃除もできるといった具合だ。
しかし、日本では、その機能が十分活かされていないそうだ。「日本では主に畜産関係で使われていて、そのイメージが定着してしまった。米国では主に建設関係で使われているので、日本でも建設関係を中心に新たな分野に打って出たいと考えているところです」と同社関係者は話す。
展示車両にはオプション品のキャタピラ(約90万円)がついており、「これでさらに活躍できる場が広がる」と同社関係者は自信を見せていた。ちなみに車両価格は約600万円だ。