米国の自動車大手、フォードモーターは5月28日、保有するEV技術に関する特許を、有償で他社に開放すると発表した。
今回の発表は、競合自動車メーカーに対して、広くEV技術に関する特許を供与することで、EVの研究開発を自動車産業全体で促進するのが狙い。
2014年だけでも、フォードモーターは400件以上のEVに関する特許を取得。これは、同社が2014年に取得した全特許の20%を超えている。
また、フォードモーターは2015年、EV関連の技術者を、200名追加採用する計画。新設された「フォード・エンジニアリング研究所」に勤務してもらう予定。
フォードモーターは、EV、プラグインハイブリッド車(PHV)、ハイブリッド車を合計6車種市販。これらに関する特許は、およそ1650件に達している。