対面通行トンネルで車両4台の多重衝突、7人死傷

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23日午前8時35分ごろ、千葉県長南町内の首都圏中央連絡自動車道(圏央道)で、対面通行のトンネル内を走行していた乗用車4台が関係する多重衝突事故が起きた。この事故で1人が死亡、6人が軽傷を負っている。

千葉県警・高速隊によると、現場は長南町蔵持付近で片側1車線の対面通行区間。笠森鶴舞トンネル(全長2420m)を走行していた乗用車に対し、後ろから進行してきた別の乗用車が追突。2台は弾みで対向車線側へ逸脱したが、対向車線を順走してきた別の乗用車2台と次々に衝突。乗用車ばかり4台が関係する多重衝突に発展した。

この事故で最初に追突被害を受けたクルマを運転していた八街市内に在住する52歳の男性が車外に投げ出され、対向車の下敷きになるなどして頭部を強打。近くの病院へ収容されたが、まもなく死亡した。対向車の6人が打撲などの軽傷を負っており、警察は追突車を運転していた26歳の男を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死傷)容疑で逮捕している。

聴取に対して男は「考えごとをしていて、気づいたら前方にクルマがいた。避ける間もなくぶつかった」などと供述しているようだ。警察では前方不注視が事故につながったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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