自転車にも釣りにも重宝するシマノのスポーツカメラ「CM-1000」

エンターテインメント 話題
【津々見友彦の6輪生活】シマノのスポーツカメラ・CM-1000を使ってみる
  • 【津々見友彦の6輪生活】シマノのスポーツカメラ・CM-1000を使ってみる
  • 【津々見友彦の6輪生活】シマノのスポーツカメラ・CM-1000を使ってみる
  • 【津々見友彦の6輪生活】シマノのスポーツカメラ・CM-1000を使ってみる
  • 【津々見友彦の6輪生活】シマノのスポーツカメラ・CM-1000を使ってみる
  • 【津々見友彦の6輪生活】シマノのスポーツカメラ・CM-1000を使ってみる
  • 【津々見友彦の6輪生活】シマノのスポーツカメラ・CM-1000を使ってみる
  • 【津々見友彦の6輪生活】シマノのスポーツカメラ・CM-1000を使ってみる
  • 【津々見友彦の6輪生活】シマノのスポーツカメラ・CM-1000を使ってみる

ロングサイクリングの思い出やレースの興奮を撮影し、後から再生して見るのも自転車の楽しみ。その楽しみを手軽に実現してくれるのが、今回取り上げるシマノのスポーツカメラ『CM-1000』だ。

シマノは自転車コンポーネンツの他に釣具を展開しているが、CM-1000は自転車と釣りの両方のユーザーに受け入れられるよう最初から防水仕様(水深10m/2時間)となっている。キット内容はカメラ、マウント一式、USBケーブル、水中用レンズプロテクター、それにユーザーマニュアルなどだ。価格は2万7500円(税抜き)。
今回のテストでは、別途専用のハンドルバー用とサドルレール用のカメラマウントも使用した。コンパクトなボディボディはSONY・HDR-AZ1に近いサイズで、ボリューム的にも似ていてコンパクトだ。外寸は44.2x30.3x70.1mm (レンズプロテクター含む)で、重量はバッテリーおよびレンズプロテクター含んで86gと軽く、持ち運びもしやすい。

スペックも充分だ。イメージセンサーは1/3.8"の裏面照射CMOSセンサーで、画角は180度と135度が選べる。メディアはMicro SD/SDHC class 6以上 (最大32GB) を使用。

【次ページ 豊富なカメラマウント】

■コンポーネンツメーカーらしい嬉しい対応
いちばんの目玉は、動画、静止画の他に、GPSメーカーのガーミンが推奨する超低消費電力の無線規格、ANT+ / ANT Privateが使えることだ。これにより私の場合、ガーミンのケイデンス(ペダル回転数)センサーや、スピードメーター、心拍計と接続できた。当然ながらシマノの電動変速システム「Di2」ともリンクできて、記録される。動画を見ながらその時のギヤポジションやケイデンスをチェックできるのは嬉しい。
■カメラマウント
多数用意されている。ヘルメット用、チェスト用、キャップ用、ランディングシャフト用の他、「PRO」ブランドから今回使用したハンドルバー用とサドルレール用、さらにトップキャップ用が展開されている。
ハンドルバーとサドルレールにカメラマウントはしっかりと取り付いた。素手で簡単には付けられないが、ヘックスナットでとてもコンパクトに取り付けられ、見た目もスッキリしている。カメラの取り外しも小さなレバーをスライドすることで可能。操作性もよく好感が持てる。

【次ページ シンプルな操作性、タイムラプス撮影】

■操作はシンプル
ただ、設定には慣れが必要。電源の起動、撮影開始、終了はカメラ上部のふたつのスイッチで行えてとても簡単だ。この点はシンプルで良い。しかし、カメラの動画設定で、Full HDやHD、WVGA、そして静止画に切り替える時には、切り換えスイッチをトグルで順番に押すので、あらかじめ順番を記憶しておかねばならない。フィールドでいざやる場合、慣れないとやや不安になる。ディスプレイがないためモード確認ができないからだ。
だが、スマートフォンですべて解決。うれしいことに、iPhone、Android端末などのスマートフォンとはWi-Fiで接続すると設定はいたって簡単になる。メニュー画面で、動画モード、静止画、それにカメラアングルも見られ、さらに撮影スタート、ストップもコントロールできる。アプリの「Shimano Sport Camera」はiOS、Androidともに無料でダウンロードできる。

■タイムラプス撮影
私がロングライドで欲しいのは、静止画のタイムラプス機能だ。これがちゃんと用意されている。10秒、20秒、30秒、60秒置きに自動的に撮影してくれるので長時間のサイクリングでも撮影できそう。連続撮影時間はバッテリーの関係で2時間となっているが、補助バッテリーを併用すれば長時間撮影は可能だろう。手軽にタイムラプス撮影ができるのはうれしい。

【次ページ 動画編集、まとめ】

■動画編集は専用ソフトで
動画はPCで編集できる。専用アプリ「SHIMANO Camera Editor」が4月末にリリースされ、無料でシマノ公式サイトからダウンロードできる(Windows用/Mac OS用)。このソフトではスピード、ケイデンス、心拍、Di2のギヤポジションデータも取り込めるので楽しい(残念ながら私のバイクにDi2は装備されていないが…)。

今回のようにサドル下にカメラを上下さかさまに取り付けると画像は上下逆になるのだが、このソフトで反転できるので安心。ソフトはとてもシンプルで、タイトルや音楽なども取り込める。

タイムラプスで撮影した静止画はこの動画編集ソフトでは利用できないが、Windowsの場合は「ムービーメーカー」で簡単に作れた。ちなみに再生間隔は0.2秒に設定した。また後方の静止画なので、上下の反転もムービーメーカーで行った。結果は上々で、とても楽しい思い出の連続シーンが作れた。

■まとめ
コンパクトでスマートフォンと連携させることで簡単に撮影ができ、使い勝手がすこぶる良いカメラだ(動画のWindowsソフトがスムーズに使えれば一層嬉しいのだが…)。動画や静止画が手軽に撮れる。ディスプレイがないもののスマートフォンでカバーできる。作動の確認はシャッター音などスピーカーから聞こえるので安心だ。また再生もスマートフォンで見られるため現地でも楽しめる。

GPSデータは残念ながらない。これは惜しい。スマートフォンと連携可能なので、ソフトでこれもカバーできるはず。今後に期待したい。とは言えスピード、ケイデンス、心拍数、ギヤポジションなどのデータが動画で同時に見られる。自転車乗りにとっては、とてもうれしい記録ツールだ。

【やわらかスポーツCYCLE】

【津々見友彦の6輪生活】シマノのスポーツカメラ・CM-1000を使ってみる「自転車乗りにうれしい記録ツール」

《津々見友彦@CycleStyle》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース