歩道に乗り上げのクルマは飲酒運転、ひき逃げ容疑で逮捕

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19日午後10時ごろ、千葉県富里市内の市道を走行していた乗用車が路外に逸脱。歩道を歩いていた40歳の女性に衝突する事故が起きた。女性は収容先の病院で死亡。クルマは逃走したが、警察は後に33歳の女を逮捕している。

千葉県警・成田署によると、現場は富里市日吉台付近で車線区別のない幅員約4.5mの直線区間。同市内に在住し、韓国籍を持つ40歳の女性は歩道を歩いていたが、路外に逸脱してきた乗用車にはねられた。

現場近くの交番に勤務していた同署員が衝突音を聞き、外に出て周囲を見回したところ、頭から血を流した状態で路上に倒れている女性を発見。女性は近くの病院へ収容されたが、全身強打が原因でまもなく死亡した。

警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始し、現場周辺の捜索を行っていたところ、約2km離れた場所に放置されていた衝突痕のあるクルマを発見。後にこのクルマに戻ってきた成田市内に在住する33歳の女が事故への関与を認めたことから、道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

逮捕当時、女は酒に酔った状態で、呼気からは酒気帯び相当量のアルコール分を検出している。聴取に対しては「何かに当たったが、小動物だと思った」などと供述しているようだ。警察では事故当時も酒気帯び状態だったものとみて、飲酒した場所や量の特定を進めるとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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