上海モーターショー15で最も賑わったホールの1つが、スーパーカーブランドが軒を連ねるホール6だ。その中央にブースを構えたのはドバイに本拠を置くWモーターズだ。2012年にレバノンで創業したWモーターズは、アラブ初のスーパーカーメーカーとして話題を呼んだ。今回展示された『ライカン ハイパースポーツ』は、同社によるアラブ初のスーパーカーだ。ハイパースポーツは、最大760馬力を引き出す独RUF社による水平対向型6気筒ツインターボエンジンを採用。7速DCTとの組み合わせで0-100km加速は2.8秒、最高速は395km/hに及ぶ性能を発揮する。さらに、インテイリアにも金やダイヤモンドが贅沢におごられるほか、東京大学の協力による3Dホログラムディスプレイを搭載している。販売価格は340万ドル(約4億800万円)と、世界で最も高価な自動車のひとつである。ライカン ハイパースポーツは、4月17日に公開された『ワイルド・スピード SKY MISSION』にも登場。過激なアクションシーンにも挑戦するなど、今後注目度が高まることは必至だ。
イード、「上海モーターショー2025」現地取材レポートを発表 ~EV技術は人型ロボットへ、日系メーカーは巻き返しなるか~ 2025年5月26日 今年の4月23日~5月2日に中国・上海で開催された「上海モーター…