【全日本モトクロス 第2戦】高みを目指す若きファイター池本凌汰の挑戦は続く

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【全日本モトクロス 第2戦】高みを目指す若きファイター池本凌汰の挑戦は続く
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全日本モトクロス選手権の「IA2」クラス(4スト250cc)は、次世代のトップライダーの座を狙う若手ライダーらが数多く存在し、熾烈な争いが各レースで繰り広げられている。

関西を代表する名門モトクロスチーム「SRM With マウンテンラーダース」に所属する池本凌汰 選手もその中のひとりだ。

北海道出身で、4歳からバイクに乗り始めた池本選手。1994年生まれで、現在は若干21歳。大阪を拠点とするため18歳から1人暮らしをスタートした。

週に4日はコースを走り、練習がない日はライダーパーク生駒(モトクロスコース)で、レンタルバイクの整備などの仕事をして生活費やレース資金を稼ぐ。

オフシーズンにはカリフォルニアで走り込み、モトクロスの本場でトレーニングを積み重ねてきたが、国際A級ルーキーイヤーだった昨シーズンはベストリザルト9位、ランキング21位と納得のいかない成績で終わってしまった。

「2年目となる今年こそは!」と、シーズン前には再度渡米。難易度の高いコースで、スピードのあるライダーらと走りスキルアップを果たしたおかげで、開幕戦は総合5位(ヒート1=5位、ヒート2=5位)とまずまず。それでも本人は納得しておらず、第2戦 関東大会(決勝:4月19日)では、さらに上を目指し意気込む姿があった。

しかし、土曜日の予選レースからリズムが掴めず、その焦りから決勝レースでは両ヒートとも転倒。レース後に話しを聞くと「スピード的には負けていません。本番のレースで、自分の力が出しきれるかが課題です」と、悔しさを滲み出しながらも、冷静に自らを分析した。

シーズンはまだまだ序盤。ランキングは6位につけているが、こんなところで満足はしていない。今後の目標をうかがうと「今年はまず、初の表彰台と優勝を目指し、来年はチャンピオンです!」と、力強い答え。

そして胸を張ってこう言う。「その後はアメリカへ渡ってAMAスーパークロスに参戦し、トップ10入りしたいです」

シーズンは今後、5/17 広島、6/7 SUGO、7/19 藤沢、8/30 SUGO、10/25 SUGOと続くが、スズキ「RM-Z250」に乗るゼッケン49に、これからも目が離せない。

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

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