チャンピオン勝谷武史が不在で、今季の行方がまったく読めない全日本モトクロス「IA2」クラス。オフロードヴィレッジ(埼玉県)で開催された『全日本モトクロス第2戦 関東大会』(決勝 4月19日)もまた混戦を極めた。
今年からマシンをヤマハにした岡野 聖(フライングドルフィン サイセイ)は、予選日から好タイムをマーク。
第1ヒートでは、一昨年チャンピオンで今季も開幕戦で総合優勝した富田俊樹(Team HRC)を、リズムセクションでコースアウトした際にパス。そのまま逃げ切り、IA初優勝を果たした。
岡野は第2ヒートも好走し、3位表彰台の座を確保。両ヒート総合では2位となり、ポイントランキングでも富田に続く2位となった。
ヤマハ勢は「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」のエース・平田優が、開幕前の怪我の影響により今大会も「IA1」クラスを欠場。
IA1ルーキーの安原志が「YZ450FM」で上位進出を目指す重責を担ったが、ヒート1=11位、ヒート2=9位と振るわなかった。
また、ベテランの田中教世(TEAM TAKASE with YAMAHA)にも期待がかかったが、ヒート1=11位、ヒート2=9位と、表彰台を逃す。
レディースでは「YZ85LW」を駆る本田七海が4位に入賞したものの、開幕戦で2位表彰台に上がった安原さや(名阪レーシング)はスタートダッシュに失敗。追い上げも叶わず6位止まりだった。