シトロエンは、上海モーターショー15でコンセプトカーの『エアクロス』を初公開した。
エアクロスは、「コンフォート、デザイン、ユースフルテクノロジー」をテーマに作られたPHVコンセプト。ボディサイズは、全長4580×全幅2100×全高1730mm、ホイールベース2800mm。パワートレインは、最大出力218hp、最大トルク275Nmを発生する1.6リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンと、最大出力95hp、最大トルク200Nmのモーターを組み合わせる。欧州複合モードで58.8km/リットルの燃費性能、EVモードで最大50kmのゼロエミッション走行を可能とした。
エクステリアは鮮やかなボディカラーと流れるようなライン、どのような道も制覇できるようなイメージを与えるデザインが特徴。フローティングルーフ、『C4 カクタス』にも採用された「エアバンプ」と呼ばれる新素材や3Dエフェクトテールランプなどを有する。インテリアは、力強い外観と比べモダンで落ち着いた印象。室内スペースを十分に保ち、ゆったりとしたシートと頭を包み込むようなヘッドレストが安全性も提供する。
その他シトロエンブースには、中国初公開の『C4ピカソ』や、新型『エリーゼ』、WTCCのチャンピオンマシンなど16台がラインアップされた。
プレスカンファレンスに登壇したリンダ・ジャクソンCEOは、「昨年は全世界で、前年比4%増の120万台を販売した。また、中国では14%増の32万台を記録しており、4分の1を占める」と重要市場の位置付けを強調した。昨年12月に投入した『C3-XR』も、現在までに1万4000台を売り上げ、好調だという。