「お互い様だと思った」自転車事故、負傷者放置の少女を書類送検

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今年1月、大阪府高石市内の市道で発生し、一方が重傷を負った自転車同士の出会い頭衝突事故について、大阪府警は16日、負傷者を救護することなく逃走した19歳の少女を重過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で書類送検した。

大阪府警・高石署によると、問題の事故は2015年1月26日の午前10時10分ごろ発生している。高石市綾園付近の市道交差点を進行していた2台の自転車が出会い頭に衝突。双方の自転車とも転倒し、このうち一方の自転車に乗っていた57歳の女性が右足首を骨折するなどの重傷を負った。

もう一方の自転車に乗っていた若い女は、倒れている女性を救護することなく、再び自転車に乗って逃走。警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を行っていた。

後日に19歳の少女が家族に連れられて警察へ出頭。事故を起こしたことは大筋で認めていたため、警察は任意で事情を聞いていた。

少女は「自転車同士がぶつかったので、お互い様だと思っていた」などと供述。事故当時は通学途中であり、「急いでいた」とも話していたことから、警察では安全確認を怠っていた可能性があると判断。少女をひき逃げ容疑で書類送検している。

《石田真一》

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