宇宙航空研究開発機構(JAXA)は19日、調布航空宇宙センター(東京都調布市)の施設を一般に公開した。科学技術週間に伴うもので、新たに設置されたスーパーコンピューターや、月面着陸技術の研究などが初公開された。
調布航空宇宙センターの公開は、科学技術週間(今年度は4月13日から19日)に伴うもの。同センターに隣接する他の施設(海上技術安全研究所、交通安全環境研究所、電子航法研究所)もあわせて公開されており、来場者は一体化した状態で見学することができる。
同センターで今年4月から稼動させているスーパーコンピューター「JSS2(宙:SORA)」や、月面着陸技術の研究、航空用バイオ燃料の研究などが初めて公開され、調布空港に隣接する別会場では「フライング・テスト・ベッド(FTB)」と呼ばれる実験用ヘリコプターなども披露された。